マザーボードとは
- メインボードとも呼ばれますが、CPUやらメモリやら何やらを繋ぐ基盤です。これの選択によって、使えるパーツが決定されるのでとても重要。
規格
- 規格の事をフォームファクタと呼ぶらしいです。基本的に「ATX」「MicroATX」の2種類があります。他にもありますけど気にしないでオッケー。この2つの違いというのは基盤の大きさなので、スロット数とかに関係してきます。ついでに、ケースにも関係します。
チップセット
- これによってほぼマザーボードの性能が決まります。まぁマザーボードはチップセットで選ぶと言って過言ではありません。種類としては「Intel純正」と VIA・ALi・SiS の「互換チップ」に大別されます。AMD系の場合には、一応AMDのチップセットもあります。んで、 PentiumII/III、Celeron 用の「P6バス」タイプ、Athlon 用の「EV6バス」タイプ、Pentium4 用の「NetBurst」タイプに分かれます。 それぞれのバス規格の中でもスロットやソケットの物理的形状が異なるものがあります。もっと古い規格もありますが気にしない方向で。
主なチップセットは以下の通り。Pen3とCeleronは無視していいっすか?
Pentium4
- Intel850
- Pentium 4 対応の最初のチップセット。Rambus DRAM に特化した設計で、RIMM を2チャンネルまとめて使用するためメモリは高速だし性能も高い。けど価格も高い。
- FSB…400
- 最大メモリ…2GB
- 対応メモリ…PC800
- IDE…ATA/100
- AGP…4x
- Intel845
- Intel850が高すぎる人向けのSDRAM版。メモリバンド幅が低下するので3Dとかに弱いとか?
- FSB…400
- 最大メモリ…3GB
- 対応メモリ…PC133
- IDE…ATA/100
- AGP…4x
- VIA P4X266
- あるらしい。詳細不明
- SiS 645,650
- DDRとSDRAMの両方に対応。ビデオチップ統合版が650で、そのビデオチップはSiS315。性能的にはGeFoce2 MX200と400の間くらいらしい。
- FSB…400
- 最大メモリ…3GB
- 対応メモリ…PC133,DDR266,DDR333
- IDE…ATA/100
- AGP…4x
Athlon,Duron用
- AMD-750
- 初のAthlon用チップセット。年月が経っているだけに安定性が高いらしいです。
- FSB…200
- 最大メモリ…768MB
- 対応メモリ…PC100
- IDE…ATA/66
- AGP…2x
- AMD-760
- 2代目Athlon用チップセット。かなり高級版になってます。
- FSB…200/266
- 最大メモリ…4GB
- 対応メモリ…DDR-SDRAM
- IDE…ATA/100
- AGP…4x
- nForce 420-D
- ビデオチップでお馴染みnVIDIAが放つチップセット。GeForece2MX相当のVGAを内蔵しつつAGPスロットも搭載するというわけわからんチップセット。メモリの相性などまだ不安定なところもあるらしいが、ビデオ性能がGeForce2MX相当で良い場合にはいいのかも。グラフィック部分をカットした415-Dというのも出るらしい。
- FSB…200/266
- 最大メモリ…1.5GB
- 対応メモリ…DDR-SDRAM
- IDE…ATA/100
- VGA…GeForce2MX
- AGP…4x
- 5.1chサウンド(ノーマル420は無し)
- Apollo KT133/133A
- Aが付くとFSBが266対応になってパワーアップ。
- FSB…200/266
- 最大メモリ…1.5GB
- 対応メモリ…PC100,PC133
- IDE…ATA/66,ATA/100
- AGP…4x
- VIA ProSavage KM133/KL133
- KT133の統合版チップ。
- FSB…200
- 最大メモリ…1.5GB
- 対応メモリ…PC100,PC133
- IDE…ATA/100
- VGA…Savage4
- AGP…有(KL133は無)
- サウンドとLAN内蔵
- VIA Apollo KLE133
- 安かろう悪かろう。ビデオしょぼすぎですね。
- FSB…200
- 最大メモリ…1GB
- 対応メモリ…PC100,PC133
- IDE…ATA/100
- VGA…Blade3D
- AGP…無
- サウンドとLAN内蔵
- Apollo KT266/266A
- 133がDDR対応したようなもんですが、内部的にもパワーアップしているらしいです。
- FSB…200/266
- 最大メモリ…4GB
- 対応メモリ…PC100,PC133,DDR-SDRAM
- IDE…ATA/100
- AGP…4x
- SiS735
- 他社と違い、1チップ構成なので高速らしい。PC100は使えないらしいので注意が必要(まぁ新しく買う分には問題ないっすね)
- FSB…200/266
- 最大メモリ…1GB
- 対応メモリ…PC133,DDR-SDRAM
- IDE…ATA/100
- AGP…4x
- SiS730S
- SiS300はRIVA TNTよりちょっと劣るらしいです・・ってあかんやん。
- FSB…200
- 最大メモリ…1.5GB
- 対応メモリ…PC100,PC133
- IDE…ATA/100
- VGA…SiS300
- AGP…有
- サウンドとLAN内蔵
- ALi MAGiK1(M1647)
- なんか型番が怪しいですが、こんなのもあるらしいです。ただ、PC100とかに対応した分、DDR使用時のパフォーマンスが落ちるらしい。意味無いじゃん。
- FSB…200/266
- 最大メモリ…3GB
- 対応メモリ…PC100,PC133,DDR-SDRAM
- IDE…ATA/100
- AGP…4x
ソケット・スロット
- Soket478とかSocketAとかSlot2とかいうやつです。これによって使えるCPUが決まります。
メモリスロット
- とりあえず、対応しているメモリのチェックが重要です。んで、基本的には少ない本数を差して動かすような感じでメモリを買いましょう。要するに、256MBつみたいんだったら128*2ではなく256*1で積んだ方が後々困らないってことです。
FSB
- FrontSideBusの略。要するに、この数字が大きいほど処理能力が高いと思って間違いありません。これが細かく調整できるものはクロックアップ御用達らしいんですが、そこまでいっちゃうとパソコンを使うのではなく、作るのが趣味になってしまうのでオススメできないですね。
拡張スロット
- AGP*1、PCI*5とか書かれているやつがそうです。まぁこの2つ以外は気にしないで問題ありません。AGPってのはグラフィックカードを差すためのスロット。PCIはその他周辺機器を差すためのものです。よくPCIの数が少ないから拡張性が・・・などと考える人がいますが、組み立て予定のパソコンに必要な数を満たしていれば空きは一つで十分です。そんなに拡張する前に新しいマザーボード買うことになるでしょうしね。
IDEポート
- HDDとかCD-ROMドライブなどを繋ぐためのポート。SCSIはもう忘れた方がいいみたいです。UltraATA/33、UltraATA/66、UltraATA/100などがありますが、100は欲しいですね(2002/1現在)。HDDを選ぶ際にも関わってきます。当然数字のでかい方が速いです。
メーカー
- それなりに大手を選んでおけばいいと思います。有名どころは
- ASUS
- おそらく一番有名なメーカー。特にメモリ周りの安定性が高いと評判らしい。
- GIGA-BYTE
- ASUSに次ぐ有名メーカー。特に安定志向。
- MSI
- ここも安定性には定評があるらしい。オーバークロック向けの製品も多いのでそっちには人気があるらしいです。
- ECS
- サムライメーカー。コストパフォーマンスが非常に良い感じ。安い。
- AOpen
- 日本ではI-O DATAが代理店。ちょっとマニア向け?
- ABIT
- 安定性に不安の暴れ馬。マニア向けらしい。
- SOYO
- 世界的には大手らしいです。パッケージにはNortonAntiVirusやらが付く。新製品は遅いが安定度は高いらしい。
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