そんな狂ったプレーの後、やはり知ってる人とやらないとよくわからんということで、G氏に言ったら「よし私の家へきなさい」というありがたいお話。実はG氏とは、こうして初対面をすることになるのである。 で、約束の日に東京へ。待ち合わせもスムーズに落ち合うことができ、G氏の家に到着。そこで見た物は 部屋の隅に積まれたアイスエイジのボックスだった・・・ 「買うんだよ、これくらい」さらりと言ったG氏。自分の先行きが少々不安になる。ここで気が付けばいい物を、「へー」とか納得してしまうのがもはや抜けられぬ証拠。そして早速デュエル開始。 当然その日は歯の立つわけもない。G氏の必殺ゴブリンシュートなどのデッキにボコボコ。しかし、ルールに関しての様々な話を聞かせてもらい、コンボについても解説を受ける。しかもどっさりとコモンをもらい、アンコモンも「いいよいいよ、すぐ余るし」と、いっぱいもらった。記憶が確かなら、IcyManupulatorやWhiteKnight,BlackKnightももらったような気がする。もはや感謝感激雨あられ。このG氏との出会いによってマジックに完全に引き込まれたのである。この後も、G氏とは何度もOFFで会い、強豪O氏などとも出会うこととなる。そして、何度も繰り返されるデュエルの中で1つの決定的な出会いがあった。 そのころ持っていた数枚のレアの中に「LandTax」があった。当時の白の代表的なカードである。そして、G氏の友人O氏から、代表的なデッキを見せて上げると対戦してもらっていた中に「白ウィニー」があった。小さいクリーチャーがわらわらとでてきてCrusadeでまとめてパワーアップこちらのクリーチャーはSword to Plowsharesで除去され、なにか張ってもDisenshant。しかもLandTaxでどんどん手札に土地をいれていく。その圧倒的スピードと破壊力。そしてG氏の一言 「LandTax持ってるし基本の色は白がいいんじゃないかな、今は王者の白っていわれてるし」 王者の白・・・素晴らしい。そして僕の白強化作戦が始まった。Armageddon,Wrath of God,LandTax,SavannahLionsと必死にトレードなどで集めた。そして白ウィニーの完成。当時、東京で行われていたMox杯系の最後の大会である「名人戦」などに参加したりしてその威力を確認してとても気分が良かった。そんない強かったわけではないが、スイスドローで上位から2番目のテーブル までいけたりと(予選の話。その部屋で第一位か2位なら決勝にいけるかもねというところ)、始めたばかりの人間にとってはいい気分だったのです。 その後の悪夢も知らずに・・・ |