その日は突然やってきた。LandTaxの制限カード入りである。これによって我が白ウィニーは大幅な戦力ダウンを強いられることとなる。そんなことより、愛着のある3枚もデッキにぶち込んでいたLandTaxが1枚になるというだけで耐えられない事件である。 まぁそれくらいは我慢していられたのだが、いよいよ5thの発売も近いと噂されるときにそれはやってきた。 5th発売に先駆けて噂が広まった。「ソープロもランドタックスも5thでは、外れるらしい」 「ガーン」まさにセカンドインパクトである。そこまで牙を抜かれたらどうしようもない。世の周りでは日本語版が発売ということでどんどんマジックの人気も高まっていた。普通の本屋でも置いてあるところがでてきはじめたころである。しかし、それに反するように、僕のマジックへの情熱は冷めていった。大学へ進み今までの仲間とも遠く離れ(京都じゃ遠いね)、デュエルの相手が少なくなったこともある。アライアンスもミラージュも、義務のごとく1Box程買った程度である。実戦はほとんどやっていなかった。そして、ビジョンズが発売された頃、DCIの公認大会に初めて出た。 すっかり牙を抜かれた我が白ウィニーにミラージュかなんかのチューターをぶち込んだだけというしょーもないデッキで参戦。わからないカードがやたら多いので「フェイジングって何ですか?」とか聞きながらの間抜けなデュエルだったが(いやがられただろーなー)、なんとかスイスドロー4回戦で2勝2敗。「まだいけるのかな?」とも思ったりしたが、いかんせん回りに相手がいないので、メタゲームで死ぬのがもう嫌になった。 そして僕はドミニアに別れを告げた。 |