十人十色


 さて、最近思うこと。今度はトレードである。
 マジックをやっている人ならおそらくほとんどの人が「トレード」をしたことがあるだろう。第一、トレーディングカード ゲームである。トレードしなけりゃ始まらないといっても過言ではない。
 初めてカードを買う時に、友人と共に買ったのならまずトレード相手はその友人であろう。自分は、運良く、既にやっていた 人からの薦めで興味を持ったため、レアリティや使えるカードなどを早くに知ることができ、トレードのカモにされるような 事もなかった。
 そして、その後、大会などに出るようになり、初めて出会った人とトレードをするようになったりもした。
 いろんな人と出会ったりしたわけで、ここで、自分の経験からトレードする人のパターンをいくつか挙げてみたいと思う。

1・シャーク
よく言われる名称であるが、ようするに悪人である。相手の無知につけ込んで、 自分にあきらかに有利なトレードを持ちかける。最近は情報が回るようになったためか、あまり見かけない。
2・グッピー(含・純粋コレクター)
せっかくだから、こちらも。ようするに、カードの市場価値は無視して、自分が欲しいカードのためには 何でも出す人。ただし自分の気に入ったカードはまず手放さない。
よくバカにしたような言い方をされるが、自分の欲しいカードと相手の欲しいカードを市場価値などは 無視してトレードするというのは、純粋で良いのではないかと思うこともある。
3・バイニン
おそらく商売するのであろう。高価なカードをとにかく仕入れるタイプ。
ファイルを見せてもらえばすぐわかる。まさにそれは実弾である(笑)。今であればプレイヤーのためにスクロールや ディスクなど、エクステンディッドプレーヤーのためにデュアルランド、その他絶版、コレクターのためにも各種絶版 系など、実弾満載。
4・コレクター
カードの市場価値にのみ価値を求める。当然ながらエラーカードなどに最も興味を持つタイプ。
5・プレイヤー
カードの強さを最優先する。とりあえず自分のデッキに入れるためのカードの確保に全力を尽くす。

 といったところだろうか。これに各人の経済力などや、どこまで本気でマジックをやっているかなどの要因がからんで くるため、一概にタイプを分けることはできない。
 で、最近思うことは、皆、カードの価格を非常に気にするということだ。シングル売りというのが広まったというのも あるのだろうが、いかんせん店によって価格など全然違うのが現状である。まぁ大体の価格帯はあると思うのだが、 トレードの際に、これとこれだと価格が・・・とかいわれると腹が立つ。もっと自分の価値観をもって判断してもらいたい ものだ。自分の話で恐縮だが、4thの頃から買っているし、白ウィニーを作ろうと集めてた関係もあり、Crusadeは、余って いるレアの一つである。まぁ定番カードなので、価格もそれなりに高い。市場平均価格で千円強といったところであろうか。 しかし、自分にとってはもうただのトレードの弾である。別に少々釣り合わないとしても余裕でDarkestHourと交換するであろう。 もっとも、DarkestHourは、有名プレーヤーがカスレアだと言ってくれたおかげで非常に安くシングルで売っていたため、あっと いう間に買い揃えてしまったが(笑)。
 つまり、自分でカードの価値を判断する人が少なくなってきたということだ。そりゃ自分だって、CursedScrollと DarkestHourだったら価格も違うから4枚くれと言うだろうが、そういうのは2次的なことである。価格での比較を 第1に持ってくるのではなく、自分の欲しいカードとが第1にあって、調整のために価格を考えるようにしたいものだ。 「それじゃぁ釣り合わなくて悪いですからもっとどうぞ」とか、相手を思いやる気持ちが大切だと言うことだ。
 なんか、結局最後は同じになってしまった。ようするに最近マジックをやってると、相手のことを考えてくれるような 人が少ないなぁということなのだね。コモンなんて、余ってたら人にあげる物だと思っていた。自分は、そういう心優しい 人にお世話になっているので、興味のある人にはコモンはただであげている。というか、そういう時のためにコモンは ためている。先日、大会の後に、店でドラフトをしたが、その時はコモンは店にあげてしまった。後で考えてみると、 その店ではコモンは1枚10円で売っていた。全部もらって帰ってくればよかった(笑)。
 まぁ色々な価値観を持っている人がいるということで気にしないのがいいのかな。

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