M:tGは作り直されるべきだ


 さて、タイトルの通りなのだ。M:tGは独自の世界観を持つといっても、やはり魔導士が戦うというトールキンベースのファンタジー世界が元になっているゲームであることは間違いない。Unlimitedあたりまでを見てみれば、実にシンプルでわかりやすい世界観のゲームになっている事は疑う余地もない。

 どんなにファンタジー世界のようなゲームに疎い人間でも、Fireballと言われればイメージが沸くのである。ところが現在の状況はどうであろう。ゲームバランスの調整というのは仕方ないし、それによってここまで完成度の高いゲームとなったことも間違いない。とはいえ、いわゆるわかりやすい火力というものが、GituFireだの、Urza'sRageだのいうよりは、FireballでありLightningboltである方がよっぽどしっくり来るではないか。つーか、Fireballも無しによくそんな世界観を成り立たせるもんだと思うくらいだ。
 もちろん他のカードにも同じような事は言える。今回の7版はその点非常に良くできているとは思うが、やはり白と黒が対立した色だというのなら、NothernParadinとかSuthernParadinとかよりもWhiteKnightとBlackKnightの方がどう見ても明快でないだろうか。
 現状では、もう作っちゃったカードなんだから仕方ないじゃんというのもわかる。でもどーせ2年も無い命なんだから、タイプ2をそうやって移行させていけばいいのではないだろうか。大体、最新版のカードテキストがルール上は優先されるっていうルールなんだから、「WhiteKnight 白白 2/2 Protection from Black 白:FirstStrike until end of turn」みたいなカードを新しく作ってしまえばいいのだ。そうすれば昔のWhiteKnightを懐かしみながら今でもバランスがとれて使えると。おお、なんて素晴らしい。タイプ1とかで遊んでいる人は大混乱かもしれないけど、そうやってゲームバランスを取っていった方が、いいのではないかという気がする。

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