十人十色 その2


 久々に大きい大会に行って来て、わんさかとトレードする機会があったため再びトレードの話。
 レポートにも書いたんだけど、Undermine:Birds of Paradiseの2−2トレードで相手に驚かれてしまった。いいんですか?と言われたって、こっちは余っているんだからトレード用ファイルに入れてるわけだし、普通レアって1:1で十分なんだなぁ。お互い満足なトレードってのは嬉しいもんだし、あのIceAgeのカスレアが長年の潜伏期間を経て有用レアへと変貌をとげたように、カードの価値なんていつ変わるかわからんもんだからね。

 基本的にトレードというのはその人の価値観で全てが決まる。キラ(Foil)カードがだいぶ話をややこしくしているのは間違いない(値段の幅が大きすぎる)のだが、まぁそこら辺は深く考えないようにしよう。キラレアのあまりにも低い出現率(1BOXで1枚程度)は考慮に値するが、アンコモンなんて所詮は余りカードである。いくら光っていたって、よっぽどお気に入りのカードでなければタダであげたっていいくらいだ。

 で、トレードしていて思ったのは「こりゃシャークだなぁしめしめ」というような相手がいたのが困りものだったから。悪いと思ったら「悪いからおまけ付けますよ」つらい言えばいいのに、ちょっと道徳観が欠如しているのが困りものだなぁと思うのだ。いくら相手が「こりゃ儲けものだ」と思っていたって、こちらにしてみればどーせいらないカードである。M:tGというゲームの性質上、同じカードを4枚以上持っていたとしてもかなり必要性に乏しくなるのは必然なのだということが解っていないのかも。ダメランなんてIceAgeの頃からあるわけで、7版でいくら引いてももう必要ないしね(そーいや、自分も赤緑だけ持ってないけど)。

 そういう、個々のカード資産に合わせて不要カードを交換しあうのが真のトレードでは無いだろうか。そりゃカード資産が少ないとなれば、色を絞ってトレードするというのが当然だ。幸い、社会人となってある程度の金はつぎ込めるため、小型エキスパンションであればほとんどトレードの必要は無いのだが、大型エキスパンションでは流石に無理。だからトレードするんだね。とはいえ、そんな感覚の人は少ないようなので、今後はダメランでも全然遠慮する必要はないのかもしれない。なんせ、IceAge版の硫黄泉出したら驚かれたのは一度じゃなかったし。